4種混合の予防接種を受けていない子がかかります。赤ちゃんにとっては危険な病気です。

<症状>

最初は普通のかぜとかわりませんが、次第に咳が多くなり、顔を真っ赤にして激しく咳込むようになります。

1~2週目ごろがもっとも咳がひどいときで、3~4週目ごろになると少しずつ軽くなってきます。熱は出ません。

生後6か月以下の赤ちゃんでは咳のために息ができなくなってしまうことがあり、入院が必要となります。

<治療>

百日咳に有効な抗菌薬と咳止めを処方します。

<家庭で気をつけること>

●食べ物:咳込んで吐くので、1回量は少なく、回数を多くして、消化の良いものを与えましょう。

●入浴:基本的に入って構いませんが、熱いお湯につかると体力を消耗するので、体をきれいにすることを目標にしましょう。シャワーでも良いです。

<こんなときはもう1度診察を>

●咳込みがひどく、息が止まりそうになるとき

●咳で何度も吐いて、元気がないとき

●熱が出たとき

<保育所・学校>

百日咳特有の咳が消えるまで、または適正な抗菌剤の内服が5日間終了するまでは休ませること、と決められています。

<赤ちゃんにうつさないで!>

百日咳の子を赤ちゃんに近づけてはいけません。

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