ふつうのかぜに比べて症状がひどくなります。まれにインフルエンザ脳症を起こすことがあり、けいれんや意識障害などの重い症状がでることがあります。

<インフルエンザの症状>

●熱:寒気と高熱(3~5日)

●苦:全身がだるい、食欲がない

●痛:頭痛、手足の筋肉痛、腰の痛み

●腹:おなかが痛い、吐く、下痢

●咳:のどの痛み、鼻水、咳

<迅速診断と早期治療>

インフルエンザかどうかを外来で迅速診断することができます。インフルエンザと分かり、早期に治療薬を飲み始めれば、1日から2日早く熱を下げることができます。ただし、治療薬を使ってもインフルエンザ脳症などを防ぐことはできません。治療薬と異常行動との関係が心配なときは主治医とよく相談しましょう。

<家庭で気をつけること>

●休む:家でゆっくり休むことが一番大切です。

●保温:寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の調節をしましょう。

●食事:子どもの好きなもので消化のよい物を与えます。水分を十分にとるように心がけてください。

●入浴:基本的に入って構いませんが、熱いお湯につかると体力を消耗するので、体をきれいにすることを目標にしましょう。シャワーでも良いです。

<次の診察>

指示された日や薬のなくなる日などに受診して、余病をおこしていないかを診てもらいましょう。元気がなくなった、何度も吐く、咳で夜眠れないなど、いつもと違うぞと思ったら、早めに受診して下さい。けいれんを起こしたら、至急、病院へ行きましょう。

<保育所・学校>

熱が下がった後2~3日、発症から後、少なくとも5日は休ませましょう。

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