予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんや予防接種の効果の切れる大人が多くかかります。うつる力が強く、とても重い病気です。
<はしかの症状>
●はじめの2~3日は、熱、咳、鼻水、目やになど、かぜと同じ症状で、この時期に“はしか”と診断するのは難しいものです。
●いったん熱が下がり、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が現れます。
●発疹が現れてからも、さらに3~4日高熱が続きます。
<家庭で気をつけること>
●高い熱:熱が続くときは解熱剤や氷枕を使って快適に過ごせるようにしてください。
●強い咳:咳止めを処方しますが、それでも強い咳が続きます。
●食べ物:食欲がなくなるので水分を十分に補い、消化のよい、口当たりのよいものを与えるようにしましょう。
●入浴:高熱があって、元気がないときは、入浴を避けましょう。体調が戻ってくれば入浴してもかまいません。基本的には体をきれいにすることを目標にしましょう。
<次の診察は>
はしかは肺炎や脳炎を合併することがあるので、治るまでは目が離せません。主治医に指示された日に受診してください。
<保育所・学校>
解熱後3日を経過するまでは休ませること、と決められています。
<他の子にうつしたかもしれないと思ったら>
予防接種を受けていない子がはしかの子と接触したときは、72時間以内に予防接種を受けると発病を防げる可能性があります。早めに知らせてあげましょう。
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