乳幼児のあいだで流行する夏かぜの一種で、38~40℃の熱が3~5日続きます。
のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。
ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。
手足口病と似ていますが、ヘルパンギーナは手足に発疹はできません。

<治療>

熱やのどの痛みをおさえる薬を処方します。

<家庭で気をつけること>

●食べ物:口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷めたおじや、とうふ、冷めたグラタンなどがよいでしょう。

●水分:十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、冷めたスープなどがよいでしょう。

●入浴:基本的に入って構いませんが、熱いお湯につかると体力を消耗するので、体をきれいにすることを目標にしましょう。シャワーでも良いです。

<こんなときはもう一度診察を>

●口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき

●高い熱が3日以上続くとき

●元気がなくてぐったりしているとき

<保育所・学校>

出席停止の基準はありませんので、口の痛みや熱がなく元気があれば行ってもかまいません。熱があるときは主治医の指示にしたがいましょう。

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