解熱剤は、熱によるつらさ(食べられない・飲めない・眠れない)を軽くするための薬です。病気を治す薬ではありません。少しでも下がってつらさが軽くなれば、十分効果があったと考えて良いです。熱を平熱に下げることばかりに気をとられないようにしましょう。40℃くらいの熱があっても脳に影響はないため安心してください。
<解熱剤の使い方>
目安は、38.5℃以上でつらそうにしていたら使います。
高熱でも元気そうなら使わなくてもいいです。また眠っている子を起こしてまで使う必要もありません。
1度使ったら、次に使うのは6時間以上間隔をあけ、1日に多くて3回までにしましょう。
※子どもの解熱剤にはアセトアミノフェン(またはイブプロフェン)を使います。
これ以外の解熱剤は使わないようにしましょう。
<坐薬か飲み薬か?>
効き目は同じです。吐く子には坐薬を、下痢の時や坐薬が嫌いな子には飲み薬を使いましょう。坐薬の解熱剤と飲み薬の解熱剤を同時に使ってはいけません。
<冷やしてもいいですか?>
冷えたタオルで頭を冷やす、冷却シートをおでこに貼るのも気持ちが良いでしょう。ただ冷却シートは熱を下げる効果はありません。子どもが嫌がるときは無理に冷やさなくても良いでしょう。
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