鼓膜の奥の中耳に細菌が入り炎症が起こる病気です。かぜが原因でおこることが多く、なかなか熱が下がらない、不機嫌でよく泣く、耳を痛がる、しきりに耳に手をやる、などのときは中耳炎を疑います。
<耳だれ>
中耳炎が進むと鼓膜が破れて耳だれが出ます。すると痛みはなくなりますが、これで中耳炎が治ったわけではないので、必ず治療を受けてください。
<治療で気をつけること>
抗菌薬を飲む、耳の中を消毒する、ときには鼓膜を切ってうみを出す、などの治療をします。
中耳炎の治療で大事なことは、薬を勝手にやめないことです。完全に治さないと、再発したり、滲出性中耳炎をおこしたりします。
<保育所・学校>
痛みも熱もなくなれば行っていいでしょう。中耳炎はうつる病気ではありません。プールは主治医の許可を得てから。
滲出性中耳炎
鼓膜の奥にしみだした液がたまりっぱなしになる病気です。放っておくと難聴になることがあります。
<症状>
熱や痛みはありません。耳の中のつまった感じや、聞こえが悪い、などで気づきます。
<治療>
治療は何週間も、ときには何か月も続きます。途中であきらめずに、完全に治るまで通院しましょう。
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